「もし、成功しようとする決意が十分に固ければ、失敗することはない。」 世界最強の商人

世界最強の商人 オグ・マンディーノ 角川文庫【2014】

 

【概要】

 物語仕立ての自己啓発書。

 

 紀元前ごろの中東。商人として大成功を収めた大富豪のハフィドは、ある日突然、側近に自身の会社と資産をすべて処分するように命じる。戸惑う側近にハフィドは自身の成功の基となったある巻物とその約束について語りだす。

 

 物語の中で書かれる、ハフィドを成功に導いた「巻物」の内容が自己啓発の内容となる。その内容は正しい心がけと強い決意を促す言葉が繰り返し続く。

 

 そして物語は巻物の後継者を探すハフィドの元に熱意ある若者が現われ、思わぬスケールの結末を迎える。

 

【感想】

 初めてにして、現在も唯一読破した自己啓発本だったが、こういうものなのだろうか。

 物語パートは短いながらも非常に分かりやすい「良いお話」に仕上がっている。感動的な展開ではあるが、「それは無いだろ」と思ってしまう人もいるかもしれない。(自分は後者だった)

 

 自己啓発のメインとなる巻物の内容は非常に強い言葉が、詩的表現なども交えて分かりやすく、呪文のように繰り返される。具体的なビジネステクニックではなく、「心がけ」ややる気を促すような内容だが、その説得力には誰しも圧倒されるだろう。特に気持ちを奮い立たせたい人にはこれ以上なく向いている。

 

 冒頭は「賞賛の数々」として世界中の社長やら会長のお勧め文が10本も載っている。まさに世界の成功者御用達。らしい。

2018年04月11日|日記:本