書店の業態①

書店を商品の扱い方を基準に考えた場合、以下のように分類できる。

なお、この分類は当HPオリジナルで、他所では通用しないので注意。

 

【倉庫型】

本を見せる工夫を省いて、在庫量と探しやすさを特徴としたタイプ。規模が大きく、大型駅の前に立地していることが多い。

多くの本を探して、手に取って吟味できることが何よりのメリット。

反面、油断していると文字通り「倉庫」でしかない退屈な環境になりかねない。

(代表例)ジュンク堂書店、コーチャンフォー

 

【演出型】

商品の見せ方、紹介の仕方に重きを置いたタイプ。面出しやPOPを多用し、独自の品揃え押しを好む。在庫量は限られる。

ハッキリとこの形を目指している企業は多くない。

(代表例)ヴィレッジヴァンガード

 

【セレクト型】

独自の品揃えや雰囲気などを全面に打ち出したタイプ。小規模で付加価値の高い商品をメインに扱い、在庫量は演出型よりさらに少なく、客も立地も選ぶことが多い。

デザイナーや編集者など出身の店主のコンセプトが全面に出ていて、イベントなどを頻繁に行っていたり、雑貨やカフェなどを併設していることも多い。

基本的に当HPの研究対象外。何故なら個人的に苦手だから。

 

【バランス型】

部門ごとに倉庫型・演出型を使い分けたり、適度に演出を取り入れるなど特化しないタイプ。多くの書店がこれにあたる。

 

 

 

2017年11月06日