ワンフロアVS多層階

 小売店舗の場合で、特に大規模になると大きく特徴を分けることになるのがワンフロア型と多層階型かという店舗形態の違い。

 

 基本的にはワンフロアの方が買い回りが良くなるとされる。

 特に複数のジャンルの商品を探す場合、階を移動しなくてよい分、ワンフロアの方が移動距離が短くなりやすい。

 

 例えば「ジュンク堂書店池袋本店」の場合、コミック売場から芸術書売場まで10階分を移動しなければならない。

 「エレベーターがあるじゃん」という声が聞こえてきそうだが、その場合途中の階を飛ばしてしまうため、店にとっての回遊性(注)は落ちることになる。しかも、複数ジャンルの商品を探す場合はエレベーターのメリットは薄れるうえ、そもそもエレベーターの力がより生きるのは4~5階以上のかなりの多層階の場合に限られる。

 

 もちろんワンフロアの場合も、見たい点数が少ない場合、端から端まで歩かせるハメになり、効率が悪くなる可能性は少なくないが、いくつかのジャンルを見る場合で、効率の悪い移動をしなければ多層階より移動距離は少なくなる。

 そして、移動中にも売場を通り続けるため、さらに商品を見せ続けることができるというメリットが大きい。

 

 

でも、コーチャンフォーはやりすぎだと思う。

 

* 店にとっての回遊性 ・・・ 要するに「客が快適に色々売場を回ってくれやすさ」。「回遊性が高い」と言えば「客が自然に店内を隅々まで回ってくれる」という意味。

 コンビニで飲料が必ず奥にあるのは、奥まで客を歩かせてその間にある商品を見せたいから。

2017年11月05日